佐々木亮弁護士にこんな質問がありました。
「素朴な疑問なんですが、なぜ懲戒請求者をまとめて訴えずに、細かく分けて訴えてるのですか?まとめたほうが、圧倒的に手間が少ないと思うのですが。...」
佐々木弁護士
「真面目に答えますと、副本の量が半端なくなるからです。たとえば、懲戒請求者900名をいっぺんに訴えたとしましょう。その場合、証拠として、私を懲戒請求してきた懲戒請求書を甲号証として出すことになります。そうすると、その証拠は最低でも900枚必要になりますよね?」
(f副本)
正本の写しのこと。
「で、その900枚の甲号証を、全被告の分を副本として用意しないといけないのです。つまり、900×900=810000枚の紙が必要になります」
810000枚!!
正本は裁判所用、副本は被告(相手方)用です。
「81万枚がどれほどの量かといいますと、コピー用紙1枚の厚さは約0.120mmらしいので、1000枚で120mm(12cm)、1万枚で1200㎜(120cm)、81万枚で97200mm(怖くてメートルに直したくない)になるのです!
「そのため、やらないのです。あと、送達とかも書記官さんがとんでもない作業量になりますし、住所が変わっていたり、休日送達の上申をしたり、いろいろやることもあるので、10人1組×6くらいがちょうどいいのです。これだと訴状がちょうど段ボール1箱に納まります」
実際に裁判を経験した方は、書面類の多さがわかると思います。10人まとめてもそうとうな量でしょう。そもそも全員が同じ理由ではありません。「落とし前」ツイートは別件です。